埼玉県内では9番目に人口が多い都市の熊谷市。計画地は、熊谷駅から200m、徒歩3 分程度。飲食店が多いエリア側にもともと惣菜店として「家族にも安心して食べさせられる、手作りの物」「一人分でも旬や季節を大切に、おいしいものを提供したい」というコンセプトで運営していた店の業態変換です。
ターゲットは、30代〜50代のおひとり様。
惣菜はもちろん、基本の出汁・たれ・ソースまで手作りする基本姿勢は「おおとみ」でも変わらず、四季を感じられる「手作りの日替わり惣菜」「美味しいお酒」がウリのお店を、最大限に活かす為に設計されました。
【建築コンセプトは・・・】
カウンターが主役のお店。カウンターを台形にして迫力が出るように。
天井もカウンターに合わせた形、且つ上にいくにつれて広がるデザインにしました。
それでいてカウンターを単純なコの字ではなく前方に向かって広がりがあるように変形させることで迫力をより強調。
主力のお総菜をカウンターに並べて、尚且つスタッフとお客さんが会話できるようにカウンター側に火を配置せずお客様とスタッフの物理的距離と心理的距離を縮める工夫。
全体的な色合いは木を基調として温もりを大事にし、手作り感を感じさせ何時間いてもいつ来ても落ち着く空間に仕上げました。それがこのお店自体のコンセプトをより印象にさせる空気づくりに相乗効果をもたせたと思っております。
飲食店が連なるエリアだが、夜が暗い印象を受けたので、歩道も照らすような照明計画をし、遠くから見ても見つけてもらえるように工夫しました。
広い間口を利用し、全開にできる窓を設置。
店内を見えるようにして、閉鎖的にせずお客さんが入りやすいように工夫しました。
なお、ロゴも弊社デザイナーが手掛けており、弊社は内装デザインだけにとどまらず、グラフックデザインに至るまでお手伝いさせていただいております。